Motorcycle in The Crew 2 video game

The Crew 2ビデオゲームにハーレーダビッドソンモーターサイクルが登場

By Alan Dykes

ルート66を実際に走っている感覚を味わえるThe Crew 2ビデオゲームは、アメリカ全土をオンラインプレイグラウンドに縮小して、象徴的なアメリカのハイウェイや様々な場所を好きなマシンで駆け巡るゲーム

 

ルート66は誰もが一度は走ってみたい場所。 ただ、ハーレーダビッドソンとH.O.G.®が自由の精神を体現するといっても、壮大な夢や冒険を実現するために瞬時にアメリカに渡って、アメリカ全土を駆け巡ることは現実的に難しい。それを違う形で実現してくれるのがUbisoftから最近発売されたThe Crew 2ビデオゲームです。

HOG® マガジンが最初にこのゲームについて耳にしたのは、Iron 883. に乗ったUbisoftのCEOが登場する昨年10月に公開されたプロモーションビデオでした。そこで、The Crew 2についてとHarley-Davidson Motor Companyとの共同作業について詳しく知るために、Ubisoftのゲームを開発するフランスの会社、Ivory TowerのCEOであるアハメド・ブークリファに話を伺う機会を作りました。

オープンワールドのオンラインレースゲーム

この夏にPC、PlayStation 4、およびXbox One向けに発売されたThe Crew 2では、アメリカ全土を縮小した9,000km2以上に及ぶマップを、スーパーカー、飛行機、モーターボート、そしてハーレー®バイクに乗って駆け巡ることができます。私たちの目を引いたのはライディングだけではなく、カスタムレベルの高さと本格的なデジタルモーターサイクルを作り上げるために注ぎ込まれた労力です。

The Crew 2はオンライン環境で動作します。他のプレイヤーと対戦したり、他のプレイヤーと乗り物に同乗したりできます。世界中の人と、最大8人のプレイヤーからなる「クルー」を結成したり、複数のクルーに参加したりすることができます。友人、家族、チャプターメンバー、ラリーで出会ったライダー、あるいはゲームを通じて知り合った友人などと、バーチャルワールドで待ち合わせして、どこに行くか、何をするか、を決めて冒険に出かけることができます。

本格的なモーターサイクルビデオゲームの開発

「これがハーレーダビッドソンだ!」とアハメドは興奮気味に叫んだ。「アメリカ全土を駆け巡るという着想を得たとき、すぐ頭に浮かんだのがハーレーダビッドソンです。長い間、ゲームにハーレーを含めたかったので、パートナーシップを組むことができると知ったときは非常に興奮しました」

ゲーム内のハーレーダビッドソンモーターサイクルを作るにあたって、Ivory Towerは公開されている画像を単にコピーすることはしませんでした。実物のバイクを入手して乗り回し、あらゆる角度からの画像を取り込んでから、ミルウォーキー本社からのテクニカルデータとCADデータを使用してディテールを追加しました。

「リアルなバイクが必要でした。そうでないと感情が伝わりません。真の体験をするには、感じることができなければなりません。それから、エンジンの詳細など、正確な情報もたくさん必要でした。シミュレーションはゲームの中核をなすものですから。ミルウォーキー本社ではレコーディングセッションもしました。工場からバイクを運び出して、正真正銘のサウンドを録音しました」

次は、バイクのハンドリングのモデリングです。「ゲームに全てのパーツを追加した後に、デザイナーたちは実体験に可能な限り近づけるためにバイクに何度も乗りました」

The Crew 2は、ビジュアルのディテールが極めてハイレベルです。もちろん、所詮はゲームなので、実物と全く同じというわけではないですが、スピードメーターやギアなど、全てが機能します。アハメド曰く、「オリジナルに忠実であり、実物のように機能します」とのこと。

開放感

ゲームは、アメリカを象徴する多くの場所を舞台にしていて、1万キロ以上の道を走り抜けます。ハーレー生誕の地を訪ねることは出来ませんが、シカゴのダウンタウンやニューヨーク、マイアミ、ラスベガスなど多くの主要都市は訪ねることができます。しかし、アハメドが説明するように、都市間の広大なオープンワールドで楽しめることがたくさんあります。「山、砂漠、グランドキャニオンのような象徴的な場所…開放感を味わってもらいたかったのです」 

パーツ&アクセサリーを用いたバイクのカスタマイズ

このゲームのポイントは「進む」ことです。ゲームで稼いだお金で新車を購入したり、今のマシンをアップグレードやカスタムすることができます。これら全てのことは、ゲーム内の「自宅」で行います。「まるで豪華なガレージのような家です」とアハメドは言います。「車が居間のど真ん中にあり、自由自在に変えることができるのですから」

最初は工場モデルからスタートしますが、その後は好きなことができます。「ハーレーダビッドソン体験に忠実であるものを作ることが重要でした」とアハメドは語る。「バイクを思う存分カスタマイズして自分だけのマシンにする自由をプレーヤーに与えたかったのです。エキゾースト、ハンドルバー、フロントランプ、リアランプ、フェンダー、ミラーなど、思いつくものすべてを変えることができます」もちろん、エンジンをチューンアップしたり、奇抜な色のペイントで塗装したりすることもできます。

コツを覚えてゲームの中を少し進んだ後で、最初にアンロックできるハーレーバイクがIron 883™です。現実のライダーもまず手始めにIron 883のようなバイクから乗り始め、大きなモデルへと移行します。The Crew 2でも同様に進めます。

Iron 883に加えて、現時点で発表されているもう1つのハーレーダビッドソンモデルは2017年式Street Glide®です。Milwaukee-Eight®エンジンでパワーアップしてゲームを楽しむことができます。契約上の理由から、アハメドはそれ以上のことを話せませんでしたが、オリジナル版のThe Crew (2014年にリリース)に基づいて判断すれば、定期的なアップデートと他のモーターサイクルについての発表がされるものと思われます。

根底にある「コミュニティ」

バイク自体もそうですが、ハーレーだけのために設計されたゲーム世界の部分があります:「バイクだけのための要素があります。たとえば、素晴らしいハーレーダビッドソンレースです。ラスベガスからヨセミテ国立公園までの約20分のライディングです。ラスベガスの「ストリップ(ラスベガスブルバードの一部分を指す名称)」をスタート地点として、山道を走り抜けます。クルーと一緒にアドレナリンラッシュと発見の連続を体験できます」

The Crewゲームシリーズが他のゲームと異なるのは、コミュニティです。最初のリリースから約4年経った今でも人気が高いのは、広大なアメリカを舞台に他のプレイヤーと出会ってレースに挑戦するという醍醐味を味わえるからです。「広大な世界の中で、クルーというコミュニティと一緒に、ストリートレース、オフロードレース、フリースタイルレース、ハイウェイレースに参加します。そうした各コミュニティがイベントを企画して、参加するイベントごとに独自のストーリーや登場人物を決めていきます。レースが終わった後も、楽しめるたくさんのツールがあります。たとえば、カメラです。ライディング中に写真や動画を撮って、YouTube にアップロードすることができます」

最後に、ハーレーダビッドソンと共同作業をしてみて、想像していた通りだったかアハメドに訊いてみました。「長い間、共同作業をしたいと思っていたので、ワクワクしっぱなしでした。まさにハーレーダビッドソンに一目惚れです。すでにThe Crewについては知っていて、バイクが加わったらどうなるかを想像していたと思います。そのせいもあって、最初に連絡したときに手ごたえを感じました。細部にまでこだわってハーレーバイクを再現したいことを伝えました。エンジニアリングデータ、カラーデータ、ビジュアルデータ、実物のバイクへのアクセスなど、必要なものすべてを提供してくれました」

このページにあるアートワークからも分かるように、この緊密なコラボレーションがThe Crew 2のビジュアルインパクトに反映されています。ビデオゲームは、実物のハーレーに乗ってオープンロードを疾走する感覚や轟くエンジン音を完全に再現することは決してできません。しかし、バイクに乗れない寒い冬の間、ハーレーに乗ってアメリカ全土を駆け巡り、志を同じくするライダーを集めて自分のクルーを結成することができるゲームがあるのは嬉しいことです。